欲張りスライムの備忘録

ソフトウェア関連の話題について記載する予定。「明日から本気出す」がモットー。

情報処理安全確保支援士の登録申請方法について

暑いとこってりしたものより素麺が無性に食べたくなる、そんな欲張りスライムです。この度情報処理安全確保支援士の登録申請を行いました。登録申請に必要な書類や注意点について簡単にご紹介をさせて頂きます。結構面倒な手続きや書類が必要なので、これから登録申請しようと考えている方の何かお役に立てれば幸いです。

 

情報処理安全確保支援士の資格について

情報処理安全確保支援士とは、情報処理推進機構が資格付与するサイバーセキュリティ対策を推進する人材の国家資格です。詳細はこちら。

www.ipa.go.jp

一応士業ですが、独占業務も無いし講習費用も3年間で14万円と高いし、今のところこれといって特に持っているメリットは見受けられない資格です。セキュリティ得意アピールなら、「ZAPで脆弱性検査行ったことあります」とか「CTFで結構いいところまでいきました」とか「XSSで攻撃するの大好きですw」とか言った方が、現場(面接)のエンジニア受けもよいでしょう。おそらく情報セキュリティ業界の上の方が腐っているので、若手からお金を搾取し日本のセキュリティ発展に逆行するような仕組みづくりしか現状できていないのだろうと推察されます。まだ過渡期的なところもあるので、金銭面の負担も含めて本当にこの資格が必要かどうかよく検討してから、取得を志した方がよいと思います。

最近、情報処理安全確保支援士が必要なセキュリティ対策が講じられていることを担保することが条件の一つとなっている税制措置が創設されたそうです。詳細はこちら。

www.meti.go.jp

合格するにあたって、午後試験が鬼門となります。午後試験では、きちんと核となるポイントを押さえた記述をし、解答欄を全て埋めることが点数を稼ぐコツです。ぶっちゃけ試験に求められるのは情報セキュリティ分野の最低限の知識とそれを生かす国語力です。私は国語力が無いので、とても苦労しました。

 

登録申請に必要な書類

情報処理推進機構のサイトに記載されているとおり、次の9点が最低限必要になります。登録手数料の領収書が欲しい場合は、さらに長形3号または長形4号の領収書返信用封筒(82円切手)が必要です。詳しくは以下「登録の手引き」を参照のこと。

https://www.ipa.go.jp/files/000063891.pdf

  1. 登録申請書(PDFに入力して印刷し署名押印 登録免許税の収入印紙(9,000円) 登録手数料(10,700円)の振込を証明する書類が必要 Adobe Acrobat Reader DCインストール要https://www.ipa.go.jp/files/000062237.pdf
  2. 現状調査票(1.と同じPDFに入力して印刷 Adobe Acrobat Reader DCインストール要)        https://www.ipa.go.jp/files/000062237.pdf
  3. 誓約書(PDFを印刷し、記入、署名押印)                                               https://www.ipa.go.jp/files/000055028.pdf
  4. 登記されていないことの証明書(法務局等で取得、原本を提出)
  5. 身分証明書(本籍地の市区町村役所などで取得、原本を提出)
  6. 情報処理安全確保支援士試験の合格証書のコピー又は合格証明書の原本
  7. 戸籍の謄本若しくは抄本又は住民票の写し(市区町村役所等で取得、原本を提出)
  8. 登録事項等公開届出書(PDFを印刷し、記入、署名押印)

    https://www.ipa.go.jp/files/000055029.pdf

  9. 登録申請チェックリスト(PDFを印刷し、記入)

    https://www.ipa.go.jp/files/000055030.pdf

注意点

  • 「1.登録申請書」「2.現状調査票」はAdobe Acrobat Reader DCをインストール後、必要項目をPDFで編集して記載する。印刷する場合は、最後のページの「申請書印刷」ボタンを押して印刷し、QRコードが問題なく生成されているか確認する。
  • 「1.登録申請書」の収入印紙は郵便局等で取得できる。その際に、消印や割印等は絶対行わないように注意する。
  • 「4.登記されていないことの証明書」は出張所では取得できないので注意する。
  • 本籍地が現住所と離れていて、郵送で「5.身分証明書」の申請をするケースでは、身分証明書が手元に届くまで時間がかかる場合があるので時間に余裕をもって申請する。